大学の心理学では何を学ぶの?何学部になる?卒論のテーマは?

大学の心理学では何を学ぶの?何学部になる?卒論のテーマは?

大学で心理学を勉強したいと考えている高校生・受験生のために、何を学ぶのか、何学部になるのか、卒論のテーマについてまとめました。

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大学で学ぶ心理学とは?

大学で学べる心理学とはどのようなものでしょうか?

 

心理学と聞くと「他人が何を考えているのか、心の中を読む学問?」なんてイメージを持つ人もいるかもしれません。
でも実は、心理学はもっと広くて深い学問です!
将来心理学を勉強してみたいと考えている高校生を対象として分かりやすく解説します!

 

 

大学で学ぶ心理学の種類

大学で学ぶ心理学は、人の心や行動について科学的に研究する分野で、大きく分けるといくつかのジャンルがあります。

 

基礎心理学:心の仕組みを探る!

たとえば、「なぜ人は怒るのか?」「どうやって物事を覚えるのか?」といった、心の働きを研究する分野です。
大学では、実験や調査を通じて「こういう時に人はこう感じやすいんだ」という傾向を明らかにします。
これを学ぶと、日常生活での自分の感情や行動についても「そういうことだったのか!」と気づけることが多いですよ。

 

発達心理学:人の成長を考える!

赤ちゃんから高齢者まで、人の心や行動が年齢とともにどのように変わるのかを研究します。
たとえば、「赤ちゃんが言葉を覚える仕組み」や「中学生が反抗期になる理由」などについて学べます。
子どもに関わる仕事がしたい人や、教育に興味がある人にとって、とても役立つ内容です。

 

社会心理学:みんなでいる時の心の動き!

友達と一緒だとやる気が出たり、逆に緊張したりすることってありますよね?
それを研究するのが社会心理学です。
「人前でスピーチするときになぜドキドキするのか」や、「人が集まると意見が変わる理由」など、社会の中での心の動きについて学べます。

 

応用心理学:学んだことを活かす!

心理学は研究だけでなく、社会の役に立つ学問でもあります。
たとえば、次のような実際の仕事につながる分野もあります。

 

心理カウンセリング・・・悩みを抱えた人を支える方法を学ぶ。公認心理士や臨床心理士といった専門職。
広告心理学・・・どうすれば商品が売れるのかを研究する。企業のマーケティング担当者、広告代理店、コピーライターなど。
犯罪心理学・・・犯罪者の心理を分析し、防犯に役立てる。警察官、家庭裁判所調査官、保護観察官などの専門職につながる。

 

大学の心理学を学ぶと何が得られる?

大学で心理学を学ぶと、
「人の気持ちを考えられるようになる」
「問題の原因を冷静に分析できるようになる」
といったスキルが身につきます。

 

また、上で述べたように、教育、医療、広告、ビジネスなど、いろんな分野で活かせる学問なんです。

 

もし「人の気持ちや行動についてもっと知りたい!」「将来、誰かの役に立ちたい!」と思うなら、大学で心理学を専攻するのは良い選択肢だと思います。

 

心理学を学べるのは何学部?

心理学を学べる学部はいくつかあります。
大学によって学部名やカリキュラムの内容は異なりますが、以下のような学部で心理学を学ぶことができます。

 

心理学部

心理学を専門に学びたいなら、心理学部が一番オーソドックスな選択肢です。
この学部では、基礎から応用まで心理学を広く深く学べます。
たとえば、発達心理学や社会心理学、カウンセリング技法など、心理学に特化したカリキュラムが組まれています。
心理学の知識を活かしてカウンセラーや心理士を目指したい人におすすめです。

 

文学部

文学部の中に心理学科や心理学専攻がある大学も多いです。
心理学部のない大学だと、大抵は文学部で心理学を専攻できます。

 

文学部では心理学以外にも、哲学や歴史、社会学なども学ぶことができるため、人間全体を幅広く理解したい人に向いています。
心理学だけに絞らず、関連分野にも興味がある場合におすすめです。

 

教育学部

教育学部では、心理学を教育の観点から学ぶことができます。
「子どもの発達」や「教育現場での心理的サポート」に関する内容が多く、教員を目指す人や教育に興味がある人にぴったりです。
特に学校心理士やスクールカウンセラーになりたい人に適した学びが得られます。

 

福祉学部・人間科学部

福祉学部や人間科学部では、心理学を「人の生活や福祉」に結びつけて学べます。
社会福祉や介護の分野での心理的な支援、また人々が健康的に生活するためのメンタルサポートなどを学ぶことができます。
高齢者支援や地域福祉に興味がある人におすすめです。

 

医療系学部(医学部・看護学部など)

心理学は医療の分野でも活用されるため、医学部や看護学部で学べる場合もあります。
特に臨床心理学や精神医学に関心がある人は、医療系学部での心理学の学びが役立つことが多いです。
臨床心理士や公認心理師を目指す場合、医療とのつながりは重要です。

 

「公認心理師」や「臨床心理士」の資格を取得したい場合は、それに対応した大学を選ぶことが大切です。
大学のパンフレットや公式サイトを見て、自分に合った学部や学科を探してみてくださいね!

 

大学の心理学専攻の卒論テーマ

大学で心理学では具体的にどんな研究をしているか気になりませんか?
ということで、心理学専攻の学生が実際に卒業論文で研究するテーマを調べてみました。

 

「SNS利用が自己肯定感に与える影響」

SNSの使用頻度や内容が、自己肯定感や他者比較にどのように関係しているかを調査する。

 

「ストレスが記憶力に及ぼす影響」

ストレスを受けた状態での記憶力の変化を実験的に検証する。

 

「色彩が感情に与える影響についての実験研究」

赤や青などの色が、どのように人の気分や行動に影響するのかを探る。

 

「学校のいじめが被害者の自己概念に及ぼす長期的影響」

いじめ経験が被害者の自己イメージや人間関係にどのような影響を与えるのかを検討する。

 

「親の養育態度と子どもの社会的スキルとの関連性」

親の育て方(厳格、放任など)が、子どもの対人能力にどのように影響するかを分析する。

 

「リーダーシップスタイルがチームパフォーマンスに与える影響」

リーダーのタイプ(指示型、協力型など)が、グループの働きやすさや成果にどのように影響するかを探る。

 

「ペット飼育が高齢者の心理的健康に与える効果」

犬や猫などのペットを飼うことが、孤独感やストレスにどう作用するのかを調査する。

 

「睡眠不足が意思決定能力に及ぼす影響」

睡眠時間が短いとき、人がどれだけ正確に意思決定を行えるかを検証する。

 

「文化的背景が非言語コミュニケーションに与える影響」

異なる文化圏でのジェスチャーや表情の違いが、相互理解にどう影響するかを調査する。

 

「ゲーム利用が子どもの問題解決能力に与える効果」

ゲーム(特にパズルや戦略ゲーム)が、子どもの論理的思考や問題解決能力にどのように影響するかを研究する。

 

これらのテーマは、心理学の幅広い分野にまたがっており、現代の社会問題や個人の生活に直結する内容が多いです。
興味のあるテーマを見つけ、自分ならどんな方法で調べるかを考えると、心理学への理解が深まりますよ!

 

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